南山生

NIAに応募したことをきっかけに、様々な課外活動に果敢に挑戦!英語教師になる夢を胸に、学びにも真摯に向き合う

外国語学部 英米学科4年
堀町 莉音さん(2023年11月取材)

NIAとして多文化交流ラウンジ(Stella)の運営に携わるほか、小・中学生向け講座のサポートを行ったり、入試広報スタッフの一員になって広報誌作成に関わったりするなど、幅広い活動をしている堀町さん。勇気を出して一歩踏み出すことで、毎日をより楽しく、充実したものに変えることができたそうです。
今回は堀町さんに、大学生活での挑戦やその中で学んだこと、今後の目標について伺いました。

 

―まずは、Stellaの学生スタッフNIA(Nanzan International Ambassador)になった経緯を教えてください。

大学2年生の秋に、Stellaのイベントに参加したのがきっかけです。私が入学した2020年はちょうどコロナの真っ只中で、授業はすべてオンライン。思い描いていた大学生活が送れず、何をして過ごせばいいんだろう…と毎日悶々と過ごしていました。コロナが落ち着いて大学に通えるようになり、人との関わりが増えて初めて、周りの人たちがいろいろな活動をしていたことを知って。「私も何かに挑戦したい!」と考えている時に見つけたのが、このイベントだったんです。

SDGsをテーマにしたオンラインのイベントでしたが、NIAが楽しそうにイベントを進行している姿がとても印象的で、「私もこんな風になれたら」とNIAに応募しました。

 

▲NIAとしてStellaのイベントを開催(右から2番目が堀町さん)

―NIAとして、どのような活動をしているんですか?

普段はStellaに来てくれた人に声をかけて、利用者同士がうまく交流できるようにサポートしています。今年度はリーダーという立場にもなったので、現在活動しているNIA14人の一人ひとりが意見を出しやすいような雰囲気作りにも努めています。

あとは、イベントの企画・運営ですね。今年4月に開催した「Welcome to Stella」は、初めてイベントリーダーを担当したこともあり、特に印象に残っています。企画や準備、当日の司会進行まで行うのは大変でしたが、来てくれた人たちの楽しそうな姿を見られたのが本当にうれしかったです。Stellaを交流の幅が広がるステキな場所にしていきたいと、改めて感じました。

―その他にも、様々な活動をされていますよね。去年と今年の2回、入試広報スタッフの一員になって、広報誌『REAL@NANZAN』の制作にも携わったと伺いました。

はい。実は『REAL@NANZAN』は、高校生の時にオープンキャンパスでもらい、今も自宅に保管しているほど大好きな冊子なんです。一冊の中に南山大学の魅力が詰まっていて、見る度にワクワクしていたのをよく覚えています。なので、制作スタッフを募集していると知ってすぐに応募しました。

私は「国際」がテーマのページを作成したのですが、「こういう記事にしてほしい」などの指示は一切なく、すべて学生に任せてもらえることに驚きました。見開き2ページの内容をグループの4人で話し合い、デザイン構成を考えたり、取材・撮影を行ったり。何もない真っ白なところからページ作りに参加できて、すごくやりがいを感じました。出来上がった冊子を母校の先生に見てもらえたのもうれしかったですね。

 

▲REAL@NANZANの取材で入試広報スタッフとして学生にインタビューをする様子

―先生方の反応はいかがでしたか?

すごく喜んでいただけました!教育実習の時に持って行ったのですが、私が担当した「学内でもできる国際交流」の記事を教室に貼ってくださりました 。生徒たちも興味を持ってくれて、冊子づくりに挑戦してよかったなと思いました。

今はちょうど今年度の冊子の制作期間。南山大学の魅力をさらに伝えていけるよう、頑張っているところです。

―教育実習のお話も少し出ましたが、将来は英語教師を目指しているんですよね。

はい。「英語を学ぶことで、広がる世界がたくさんある」ということを伝え、一人でも多くの生徒に英語の魅力を伝えられるような教師になりたいと思っています。

原点は高校生の時に行った、カナダでの2週間のホームステイ。午前中は語学学校で学び、午後はカナダの様々なスポットを巡るというプログラムだったのですが、現地の人と英語で会話をしたことがすごく思い出に残っています。小さい頃から勉強してきた英語を使って、自分の言葉でコミュニケーションをとれたことが楽しくて、充実した時間を過ごすことができました。この体験で、英語をもっと勉強したい!と強く思い、次第に英語の魅力を人に伝えていきたいと考えるようにもなりました。

―母校での教育実習はいかがでしたか?

英語の授業のあり方について深く考える、貴重な経験になったと思います。目標は「学びが深く楽しい授業」なのですが、それが想像以上に難しくて…様々な先生方に授業を参観していただき、アドバイスをもらうことで、自分の授業を客観的に見つめ直すことができました。高校時代の恩師の授業を見学する機会もあって、「私もこんな風に教えられたらいいな」と、改めて尊敬するようにもなりました。

―来年からは大学院に進学すると伺いましたが、どのようなことを学ぶ予定ですか?

英語教育について言語学の観点から研究していく予定です。英語教育のあり方を考え、実践スキルを身につけるのに加えて、日本語教育についても学びたいと考えています。これまでは「国際交流=英語」のイメージがあったのですが、NIAとしてStellaでたくさんの留学生と交流する中で、「日本語を使った国際交流」についても改めて考えるようになったのがその理由です。

―たくさんの経験が今に繋がっているのですね。

はい!お話しした以外にも、小・中学生向け講座の手伝いやSDGs啓発団体CLOVERでの活動、ボランティアなど、いろいろなことに挑戦してきました。授業面では、海外の学生とオンライン上で意見交換できるCOIL型授業を積極的にとるなどして、3年生の時には学部長表彰をいただくこともできました。そのすべてが今に繋がっていると思います。

 

▲2023年の小・中学生向け講座でNIAとして活躍

―それでは最後に、それだけたくさんのことを頑張れる秘訣について教えてください。

大学生になってから何をしたらいいのか分からず、自分に自信が持てなくなった時期もありましたが、NIAに応募したことをきっかけに少しずつ変わることができました。少し勇気を出して一歩踏み出すことで、何にでも積極的に挑戦できるようになったんです。挑戦した先でいろいろな人に出会ったり、たくさんのことを学んだりすることで、世界が広がるのが本当に楽しくて、もっともっと!と頑張れている気がします。

学生なので授業にも真剣に取り組みながら、これからも「挑戦すること」を大切に過ごしていきたいと思います。

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