南山生

勉強、サークル、課外活動と、何事にも全力で取り組んだ大学生活。新たな決意を胸に、卒業後は憧れのホテル業界へ!

国際教養学部 国際教養学科 4年
木野下 真優さん(2022年7月取材)

北海道出身で、高校時代にはニュージーランドへの短期留学やフィリピンでのボランティア活動を経験したという木野下さん。大学生活でも、目標の一つだった学部長表彰を受賞したり、「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」で活動したりと充実した日々を過ごしてきました。
今回はそんな木野下さんに、大学での学びの面白さや課外活動で得たもの、さらには卒業後の進路や夢について伺いました。

 

―木野下さんは北海道ご出身とのことですが、まずは南山大学を志望した理由を教えてください。

当時、指定校推薦での大学進学を考えていたので、高校内に掲示されていたリストを参考に進学先を探していました。南山大学の国際教養学部を志望したのは、先生に薦められたのがきっかけです。もともと、「留学や海外ボランティアでの経験を将来に生かしたい」という想いがあって。分野的に興味があったのはもちろんですが、実際にオープンキャンパスにも足を運んでみて、アットホームな雰囲気に魅力を感じました。先生との距離が近くて、こういう環境で学んでみたい!と思ったんです。

 

高校の時にニュージーランドへの留学を経験した木野下さん

―実際に、国際教養学部での学びはいかがですか?

バックグラウンドが個性的で、多様な考えを持っている学生が多いなと感じています。あとはグループワークの授業が中心で、ディスカッションを通していろいろな人の考えを知ることができるのが楽しいです。おかげで考える力が身につき、視野も広がりました。

特に印象に残っているのが、3年次に履修した森山先生の授業(Special Topics : Cultural studies)。LGBTやメディアの偏向報道、マイノリティの概念などについて学び、「価値観や物の見方を改めるには?」をテーマにディスカッションを重ねました。今まで考えたこともなかったような意見を聞いてハッとすることも多くて…自分の知識や考え方が広がっていくのが実感できて、すごく面白かったんです。

今は森山先生のゼミに所属して、LGBT―所謂セクシュアルマイノリティをテーマに卒業論文に取り組んでいます。

 

森山ゼミのみんなと(右から3人目が木野下さん)

―学部長表彰も受賞されたと聞きました。

はい。受賞を知った時には「まさか私が⁉」と正直びっくりしました。入学した頃にFacebookで表彰があることを知って、「いつか受賞できたらいいな」と思ってはいたのですが、すっかり忘れていましたね(笑)。

―前年度の成績優秀者に送られる表彰だそうですが、授業に取り組むにあたって心掛けていることを教えてください。

「当たり前のことを当たり前にやること」ですね。例えば、ディスカッションやグループワークの授業では事前にしっかりとテーマを読み込んで、自分なりの考えをまとめていくよう心掛けています。人の意見を取り入れながら考えを深めていくことが好きなので、ディスカッションの機会が多い国際教養学部は、私にぴったりでした。

それ以外だと、インドネシア語の授業にも力を入れましたね。単語テストや期末テストに向けて予習復習を徹底したり、苦手な文法を克服するために友だちと一緒に勉強をしたり。頑張った甲斐あって、簡単な日常会話はできるくらいに身に付きました。

 

成績優秀者に送られる学部長表彰を受賞(中央が木野下さん)

―アルバイトやサークル、学外での活動にも参加されていたそうですが、勉強との両立は大変ではなかったですか?

そうですね、特に1年生の時が大変でした。週3回サークルがあって、帰宅するのは22時近く。そこから授業の課題や予習復習をする必要があったので、寝る時間を削っていました(笑)。朝早くに学校へ行って、必死に課題に取り組んだこともあります。

よさこいサークルに入っていたのですが、練習自体もすごくきつくて!ただ、そこで他大学の友だちができて、頑張って続けられたのはその子たちの存在も大きかったと思います。

 

他大学の友だちの存在にも助けられたよさこいサークルでの活動(一番右が木野下さん)

―3年生の時には「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」にも参加されたんですよね。

はい、8月から12月までの約半年間活動しました。もともとは海外での経験を積みたいと考えていたのですが、コロナの影響で留学やフィールドワークが全てなくなってしまって…「何か新しいことを始めたい」と考えていた時に「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」を知り、挑戦することに決めました。

 

「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」ではチーム・ホーユーとして活動(一番右が木野下さん)

―どんな活動をされたのですか?

他大学の学生と5人でチームを組んで、企業から出された環境課題に取り組みました。企業訪問や工場見学などで理解を深めつつ、チームでのミーティングを繰り返して解決策を模索していく感じですね。私のチームのパートナー企業はホーユー株式会社で、「人も環境も美しく。サスティナブルな未来に向けてヘアカラーが貢献できる企画・サービスを検討せよ」という課題でした。

最初の頃はチームメンバーの個性がバラバラでなかなかまとまらなかったんですが、仲良くなるにつれて意見交換も活発になっていきました。経済系の学部の方が“企業の利益”の視点から発言してくれたり、大学祭の実行委員をやっている方がプレゼンの見せ方を提案してくれたり…お互いの強みを生かしあえたので、最終的にはいい企画ができたなと思います。SDGs賞に選ばれるなど、評価もしていただけました。

 

大学も学部もバラバラの5人で結成されたチーム・ホーユー SDGs賞を受賞(右から2人目が木野下さん)

―貴重な経験をされたんですね!最後に、卒業後の進路について聞かせてください。

就職活動を始めるにあたって、「自分の行動で人を笑顔にすること」「たくさんの経験を積める環境であること」の2つを軸に、「自分は何をやりたいのか?」を考えました。具体的には、ホテル業界を中心に、エアラインや百貨店なども見ていった感じです。進路はホテル業界で決定したのですが、説明会で直感的に「ここで働きたい!」と思った企業なので、今から働けることを楽しみにしています。

大学で鍛えられた“考える力”や“自分の意見を伝える力”、さらには様々な課外活動に積極的に挑戦した経験が、今の道につながったと感じています。だからこれからもいろいろなことにチャレンジして学び続けたい―、そしていつの日か、海外で働くことが私の夢です。

 

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