卒業生

[卒業生インタビュー]南山「イスパ」から会議通訳の世界へ

外国語学部イスパニヤ科(現スペイン・ラテンアメリカ学科)2002年度卒業
エルビーニア ユリアさん(2021年6月取材)

[プロフィール]
日英会議通訳者。卒業後に名古屋大学大学院国際開発研究科に進学。修士号を取得後、複数企業に勤め社内通訳を経てフリーランスに転身。現在は、国際会議や企業のグローバル会議で日英同時通訳業務に従事。

現在、多くの国際会議や企業のグローバル会議で日英同時通訳を担当されているエルビーニアさんに、南山大学在学時の思い出や、現在の仕事内容を聞きました。外国語学部で学んだことはどのように生かされているのでしょうか。

現在、多くの国際会議や企業のグローバル会議で日英同時通訳を担当されているエルビーニアさんに、南山大学在学時の思い出や、現在の仕事内容を聞きました。外国語学部で学んだことはどのように生かされているのでしょうか。

私が初めて同時通訳に触れたのは、南山生のときです。大学が主催した海外著名人による対談会に、ゼミ仲間と参加しました。同時通訳の受信機を片手に、感動したのを鮮明に覚えています。将来自分が会議通訳者になるとは夢にも思いませんでした。

現在私は、通訳エージェントから依頼を受ける形で国際会議場、企業の会議室、ホテルなどに出向いてあらゆる会議での同時通訳をしています。昨年のコロナ禍以降は遠隔会議も増え、自宅にいながらシンポジウムで某国大臣のご挨拶を通訳するということもあります。会議通訳者は語学に堪能というだけでは務まりません。外交や経済から技術のことまで、案件毎に関連するテーマの勉強をしています。スペイン語の知識が役立つこともあります。

 

英語圏アジアの帰国子女である私にとって、初めて苦労して学んだ外国語がスペイン語です。外国語学部イスパニヤ科(現スペイン・ラテンアメリカ学科)の友人とは、重い辞書とたくさんの教科書を毎日抱えスペイン語の授業に必死に臨みました。小さなシネマに足を運び、スペイン語映画を一緒に鑑賞したのも懐かしい思い出の一つです。テニスサークルに所属し、楽しい時間も過ごしました。学科とサークル、どちらの仲間も私にとっては貴重な存在であり、今でも交流が続いています。スペインの地中海沿岸にあるアリカンテ大学での留学経験も今の私の人生に大きな影響を与えています。

同時通訳者としては日英の言語ペアでの業務に従事していますが、限定されたテーマと形式ではスペイン語の通訳案件をお引き受けすることもあります。また、大学で習得したスペイン語と会議通訳者としてのキャリアを生かしながら、南山の非常勤講師として「スペイン語通訳法」の講義も毎年担当しています。少しでも母校への恩返しができていることと願って。 

 
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