南山生

産学連携でお菓子を開発

経営学部 経営学科 3年
朝倉 沙弥華さん、竹内 一馬さん、中村 優月さん、三浦 未羽さん(2019年11月取材)

経営学部経営学科3年で石垣ゼミナール所属の朝倉沙弥華さん、竹内一馬さん、中村優月さん、三浦未羽さんが、菊一あられ株式会社と共同で「138(いちのみや)う~メェあられ」を開発し、2019年10月5日から10月27日に開催された一宮だいだいフェスタで無料配布しました。
これは、一宮市の尾西信用金庫および地元の菓子メーカーである菊一あられと産学連携契約を締結したことによる活動の一環です。

 

 地域活性化について研究したいと集まった4人。愛知県一宮市の一大イベントである一宮だいだいフェスタに注目し、世代を問わずに楽しめるイベントであることから、年配の方だけではなく子どもも楽しめるあられの開発に取り組みました。50種類以上の試作を繰り返し、ゼミ内で人気のあった4種類に絞った後、一宮市の小学生による人気投票で白しょうゆコンソメ味に決定。その後実際に工場にも足を運び、イベントで配布するあられの味付けや袋に入れた後のシール貼りも自分たちで行いました。完成したあられは、子ども達の意見を反映したいとの思いから、一宮市の小学生を対象にネーミングを募集し、300件以上の応募の中から「138う~メェあられ」に決定。「おいしい」という意味合いと、一宮市が地域資源、地域ブランドとして育てている「羊」の鳴き声がうまく掛けられていることが決め手となりました。

 イベント期間中は、オープニングセレモニーでネーミングを発表したり、職業体験ブースで子ども達と一緒にあられの味付けをしたり、食品メーカーの即売会で販売促進をしたりと、毎週末イベントに参加し、子どもたちにあられを配布しました。現在は、一宮市を中心に菊一あられの販売所や小売店で販売しています。(販売期間未定)

 

 また、尾西信用金庫とは一宮警察署の協力を得て交通安全の啓蒙活動を行いました。活動開始当時、子どもの交通事故が頻発していたことから、きちんと左右を確認し横断歩道を渡ることを推奨するティッシュペーパーを子ども達に配布しました。

 代表の朝倉さんは、「子ども達が喜ぶ顔を想像しながら、何回も何回も試作を繰り返しました。どうしたら子ども達の喜ぶあられを作ることができるか、イベントに足を運んでいただけるか、目にして行きたくなるようなチラシになるか、たくさん試行錯誤をしながら取り組んできました。イベント期間中、実際にあられを食べた子ども達から『おいしい!』『1番好きな味!』と言ってもらえたことがとても嬉しかったです。また、メディアにも積極的に出演し宣伝を行った結果、新聞を見て足を運んでくれたという親子連れの方もいらっしゃり、微力ながら地域活性化の一助となれたこと、また大人の方からもご好評いただけたことも大変嬉しかったです。」と話してくれました。

 
次の記事を見る