卒業生

学生時代から変わらない信念を胸に 楽しみながらベストを尽くす。

法学部 法律学科 2011年3月卒業 愛知県経済産業局スタートアップ推進課 
金丸 良さん

法学部を卒業し、愛知県に入庁。中小企業の経営支援等に従事した後に、大手民間シンクタンクに出向し、民間企業と地方自治体の協業に関する業務に携わる。その後県庁に戻り、航空宇宙産業支援を経て、スタートアップ推進課へ。現在は、スタートアップ企業の事業成長の支援や、大企業とスタートアップ企業の協業支援を担当している。

 

―惜しみない支援で起業家の想いに応える 

社会を変革する可能性をもつスタートアップ企業を支援することが、私の仕事です。投資家や潜在的な事業パートナーを紹介したり、工場やオフィス用地を探したりするなど、あらゆる面で起業家の力になれるよう奔走しています。仕事で大切にしているのは、相手の声を直接聞くことです。顔を突き合わせ、コミュニケーションをとることで、その人の抱える課題を捉え、解決策を共に考えるのが、私たちの役目です。やろうと思えばどこまででもできるため、忙しい毎日ですが、力を尽くした分だけ面白みも増し、次の案件に取り組むモチベーションになっていると感じます。また、「起業」をキーワードに様々な人と活動を共にする中で、「愛知県に起業文化を根付かせたい」という強い想いが芽生え、起業家の卵を育てるアントレプレナーシップ(起業家精神)の教育が使命になりました。現在は、南山大学をはじめとする様々な大学と協力しています。2024年10月には愛知県のスタートアップを支援する拠点として、新たに「STATION Ai」もオープンします。これを契機として、起業文化を更に盛り上げるために、これからも努力を重ねていきたいです。

 

―気になったらチャレンジし、全力で楽しむマインドをもつ  

在学中に心掛けたのは、「自分がしたいと感じたら何でもやってみる」ことです。ゼミの委員を4年間務め、文学研究会では数多くの本を読み、アルバイトも掛け持ちしていました。大学の授業では、法律を学ぶことを通じて、論理的な思考力を徹底的に鍛え、筋道立てて説明するスキルを身につけることができました。特に、双方向のやりとりにより思考を深めることができるゼミでは、自分の発言に対して、先生や他の学生から反応が返ってくるのが面白く白熱したことを覚えています。考えを言語化し、他者に伝えるプロセスを何度も繰り返すことで培った、相手に分かりやすく伝える力は、今の仕事に活きていると思います。自分たちの想いに多くの人たちからの共感を得られることが、理想を実現するための大きな原動力になっていると感じています。

 

―自由闊達なキャンパスで、可能性が無限大に広がる  

南山大学を選んで良かったと思うのは、学部での学びはもちろん、ゼミ合宿やサークルの企画など、あらゆる場面で学生の主体性を重んじる空気があったことです。大学生活は想像以上に自由です。授業は興味関心に応じて選択可能なうえ、触れられる知識の幅は広く、学ぶほどに多面的に物事を考える力が身につきます。さらに、資格取得や留学、インターンシップなど様々なサポートも豊富に用意されていますし、他大学の学生や社会人と関われるワークショップもたくさんあります。最近はアントレプレナーシップ教育も始まりました。自主性を重んじる南山大学では、自分次第でどんなことでも実現可能です。これから大学生になる皆さんには、自分の心に従って、様々なことに挑戦してほしいです。

 

次の記事を見る