卒業生

ラクロスを始めて4年で日本代表選手に選出。カナダ留学を経て、現在はクラブチームの選手として活躍するなど、目標に向かって邁進中!

経済学部 経済学科 2020年3月卒業 FALCONS Lacrosse Club所属
奥村 祐哉さん (2023年11月取材)

南山大学入学後にラクロスを始めた奥村さん。2年生の時からリーグで活躍し、さらには日本代表選手にも選ばれるなど、在学中から輝かしい成績を残してきました。「日本代表を強くしたい!」と、大学を1年間休学し、ラクロスの本場・カナダへ単身乗り込んだことも。現在はクラブチームに所属し、自身も選手として活動する傍ら、コーチ業やラクロスショップの経営に携わるなど、ラクロス漬けの日々を送っているそうです。
今回は奥村さんに、ラクロスの魅力や大学時代の部活動での思い出、これからの目標などについて伺いました。

 

―まずは、ラクロスを始めた理由を教えてください。

「大学から始めても、日本一や日本代表になれるスポーツ」という言葉に惹かれました。小学校から高校までサッカーを続けていたのですが、高校では進学校に入学したこともあって部活動が満足にできず、それが心残りだったんです。だから「最後の学生生活はとことんスポーツに打ち込もう!」と決めて南山大学に入学しました。ラクロス部への入部を決めたのは、新歓試合を見に行った時。初めてラクロスの試合を観戦したのですが、「地上最速の格闘球技」と言われるほどの激しさに驚くと同時に、奥が深いスポーツだというところにも魅力を感じました。

 

▲本学ラクロス部で活躍する奥村さん

―大学時代で、特に思い出に残っている試合はありますか?

名古屋大学と対戦した、大学4年生の時の東海地区リーグ決勝戦ですね。3年生の時に、同期で主将の前田くんと共にU22日本代表選手に選ばれたのをきっかけに、日本代表で取り入れている戦術や練習を、部に落とし込むことを意識するようになったんです。チームメイトも「これが日本の最先端のラクロスなのか」と興味を持ってくれて、時にはぶつかり合いながらも切磋琢磨することができました。その集大成となったのが先ほど挙げた決勝戦。自分たちのやってきたことがぴったりとハマっていって、負ける気が全くしない―それまでの全てを肯定されたような、不思議な感覚になる試合でした。

 

▲U22日本代表選手に選出

―その後、大学を1年休学してカナダへの留学を決められたんですよね。

はい。「日本代表を強くする」という大きな志を持って、世界有数のラクロス強豪国カナダへ行ってきました。カナダはそれまで日本人が誰もリーグに挑戦したことのない国だったので、なかなか伝手もなくて…。日本代表のアシスタントコーチの方に、カナダのクラブチームのマネージャーを紹介してもらったのですが、忙しいのか、なかなかメールが返ってこなかったんですよね(笑)。それでもう、現地に直接向かった方が早いなと思って、単身乗り込みました。

 

▲カナダ留学中の奥村さん

―それはすごい勇気ですね!留学中はどのように過ごされていたのですか?

バイトなどはせず、ひたすらラクロスに向き合い続けていました。カナダって、ラクロスが国技になっているくらい人々の生活に根ざしていて、早い人だと2~3歳から始めているんですよ。だからなのか、チームの練習は週1回2時間ほどとすごく短いのに、みんな段違いに上手い―チームメイトに追いつくために、とにかく練習に打ち込んでいました。

今、日本で主流なのは、フィールドラクロスと呼ばれる競技なのですが、カナダで盛り上がっているのはボックスラクロス。私が所属したのもボックスラクロスのチームで、サッカーとフットサルをイメージしてもらうと分かりやすいのですが、競技が少し違うような感覚です。日本が強くなるためにはボックスラクロスが欠かせないと思っていたので、向こうでできるだけ多くのものを吸収して、日本に持ち帰ってくるつもりで日々過ごしていました。

―現在の活動についても教えてください。

今はフリーランスとして自由に働いています。といっても、コーチ業やラクロスショップの経営など、ラクロスに関わることがほとんどですね。実は日本体育大学のコーチを務めていて、先日、母校の南山大学と全日本大学選手権で対戦もしました。オンラインで観戦したのですが、どちらも本当にいいチームで、それぞれの成長を頼もしく感じましたね。夢の対決でした。それ以外にも、ラクロスを指導する立場の方にコーチングスキルを教える「クリニック」を定期的に開催しています。

選手活動としては、FALCONSというクラブチームに所属し、関東地区を制覇して、現在は全日本クラブ選手権に出場しています。週末のチーム練習以外は、個人でのトレーニングが中心になるので、平日は日体大のトレーニングルームを使わせてもらったり、学生の練習に参加したりして鍛えています。

 

▲第24回ラクロス全日本クラブ選手権大会(奥村さん:左側FALCONS 28番)

―ラクロスにおけるご自身の強みは何だと思いますか?

ラクロスIQの高さだと思います。U19~21日本代表や日本体育大学のコーチをすることで、より試合を客観視することができるようになったのが大きな要因です。全体を見て、その時々の状況を判断して周りを動かすというか、試合を作れるようになってきたなと感じています。見ることとできることの多さで勝負していますね。

―奥村さんの今後の目標を教えてください。

まずは4年後の世界選手権で日本にメダルをもたらすことです。

今年行われた世界選手権では準々決勝で終わってしまい、残念ながらメダル争いに食い込むことはできませんでした。ただ、「実際にメダルを取った国と対戦する」という貴重な経験を積むことはできたので、4年後にメダルを手にするために、私も含めた選手一人ひとりが自分を見つめ直して、準備をしていくことが大切だと感じています。あとは、若い選手にもっとボックスラクロスを経験してもらうことも必要ですね。フィールドのラクロスより狭い範囲でやるからこそ、スティックワークの技術やボディコンタクトへの慣れなど、ボックスラクロスで得られることは多いと思っていて。この2点にしっかりと向き合うことで、メダルに近づけると考えています。

―最後に、ラクロス部の後輩たちへのメッセージをお願いします。

自分たちの代では組織の土台さえつくることができず、申し訳ないと思っていたのですが、今年南山大学男子ラクロス部が東海地区制覇を果たしたと聞き、さらには実際に試合も観戦して、頼もしい気持ちでいっぱいになりました!今後もリスペクトと感謝を忘れず、より強固なチームを作っていってください。自分が「こうなりたい」という志をしっかりと持って大学生活を送れば、必ず実りあるものになると思います。OBの一人として、これからもずっと応援しています!

次の記事を見る